バルロは笑った



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[2] ??父上にはわたし

投稿者: ??父上にはわたし 投稿日:2015年 6月26日(金)11時22分34秒 101.78.223.77  通報   返信・引用

内心の思いを顔に出して少年に気づかれるような愚は間違っても侵さなかったが、二人ともバルロに対して心の刃《やいば》を入念に研ぎ上げたのは間違いない。
 アスティンはわざとらしく嘆息して言ったものだ。
「誰かに言う前に我々に相談してくれてよかったぞ。ティレドン騎士団の見習いがそんなことを言うのを人に聞かれたらただではすまなかった。最悪の場合、我が団が陛下にお叱りを受けただろう」
 ナシアスも真剣な表情で頷いた。
「アスティンどののおっしゃるとおりだ。独騎長はデルフィニアを代表する騎士の一人であり、忠節の人であり、何より陛下の信頼に値する立派な人だぞ。父上はそれがおもしろくないのだろうが、独騎長に嫉妬しているとは言えなかったのだろうよ」
 ブライスは眼を丸くした。
「父が、嫉妬??ですか?」
「そうとも」
 気の毒に、父の威厳が粉微塵《こなみじん》になるようなことを、ナシアスは真顔で話してやったのである。
「言うまでもなく父上は王国を代表する貴族であり、陛下とは血のつながりもある。陛下の一番の寵愛を得ているのは自分でなくては気に入らないのだろう。しかし、現実に独騎長という人がいる。少年時代の陛下と仲良く遊び、その頃の陛下のご様子を詳しくご存じであり、陛下ご自身も心を許せる友人として深く頼みにしておられる人がだ。独騎長はそれほど陛下と親しい人だが、身分は一介の領主に過ぎない。父上には筆頭公爵としての誇りがあるから独騎長に敵愾心《てきがいしん》を燃やすのもわかるのだが、ものには限度というものがある。つまらぬ嫉妬のせいで、おまえは危うくとんでもない誤りを信じ込むところだったぞ。??父上にはわたしからよく[#「よく」に傍点]言い聞かせておく」
 すかさずアスティンが少年にdermes口止めする。
「お父上の面目にも関わることだ。口外はならんぞ。無論、お父上本人にもだ」
「は、はい!」




[1] 掲示板が完成しましたキラキラ

投稿者: teacup.運営 投稿日:2015年 6月26日(金)11時21分4秒 101.78.223.77  通報   返信・引用

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