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久しぶりです。「招き犬」さんという方も訪問されるようになったので、「まねき本家」(笑)としては少々ガンバらなアカン、ということで登場です。
記事の「隠れ蓑」という表現は実に的確です。法人というのは、隠れ蓑であり営利・非営利を問わず「個人無責任」制度です。株式会社で言うと、「保有株式の範囲内で責任を負う」ということで、事業破綻・株価下落の場合には「持ってた株で損した。」で済みます。このため、不特定の個人等から資金をかき集め営利を追求することができます。例えて言えばちょっと違いますが、「撒き餌」みたいなもんです。バクチそのものであることに違いはありません。
さて、NPO法人、NGO法人などの場合はどうでしょう。(我こそは人権の具現者であるという貴族趣味みたいな)アムネスティは置いといて、日本発祥のAMDAなどの活動は賞賛に値するものです。これに対して、旧来からある「財団法人」「社団法人」「社会福祉法人」「医療法人」などはどうでしょう?
結論から言うと、○○法人ということを「隠れ蓑」にして営利活動を行っているものが少なくありません。(財)日本財団=笹川財団(旧日本モーターボート振興会)は競艇というバクチのテラ銭をバラ撒き「バクチ」を社会的に認知させ、かつ、理事等の役員は高額の「報酬」を得ている。(社)日本経団連は法人税率を42%から30%まで下げさせ、一方では消費税増税を言う。これは「社団法人」ではなくて「営利を追求する政治団体」と言った方が適切だろう。社会福祉法人で代表的なのは「保育所」であり、固定資産税や法人税がかからないことをいいことに保育の知識なんかコレッポッチもない理事長の奴が数千万円の高額の報酬を得る。医療法人にも税制上の恩典があり数億円の報酬を得る。これらの「法人」は営利を目的としないこととされているが、実際には営利活動を少しでも有利に進めるための「隠れ蓑」としていることが少なくありません。(財)漢検の「経営者」親子の財テク(笑)ぶりを見てください。こういう極端な例は別にして、○○法人というものは多かれ少なかれ似たようなことをしているのです。官公庁は認可するだけで、指導などはほとんど行いません。市民やメディアからの情報があって渋々腰を上げるというのが実態です。こちらは「無責任官庁」としておきましょう。
さて、パラの世界ではどうでしょうか?先に挙げた数千万、数億に比べればカワイイもんです。NPOだろうが社団法人だろうが、どちらにもそれに群がる「営利を目的とする」業者(スクールなど)がいる訳ですし、どちらが営利業者を母体にして作った団体かどうかの差でしかないように思います。
どちらにしても、フライヤーの自己責任(これも「隠れ蓑」?)などと言う前に、スクーリング・機材の売買・事故・製造者責任等について、法人・個人を問わず、まず、業者(スクール)や団体(法人)を追求する方が先だろう。
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